ドゥーチュィムニー「辺野古抗議、どうやって集まる カンパでバス、弁当は…」

 米軍普天間飛行場の移設工事が進む沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、今も連日抗議活動は続いている。どうやって続けているのか。

 車の乗り合いなどで集まっていたが、昨年からは月〜土曜に「島ぐるみ会議」など三つの市民団体が、那覇市中心部から辺野古まで貸し切りバスを交代で走らせている。運行費はそれぞれの団体が支出し、誰でも乗れるが、1人1千円程度のカンパを集めている(路線バスの那覇バスターミナル―辺野古の運賃は1780円)。

 これらの活動を支えているのが、2015年に設立された「辺野古基金」だ。映画監督の宮崎駿さんらが共同代表を務め、寄付を募って基地移設の反対運動を支援。寄付の総額は17年12月までに約6億4千万円に上り、この中からバス運行の赤字補(ほてん)や意見広告費などに計4億8千万円を支出した。

 ネット上では「弁当が配られる」との情報も流れるが、一時期、希望者からの注文をとりまとめて発注していただけだという。

 辺野古で座り込みが始まったのは04年4月。当時の移設案は、沖合約2・2キロに長さ約2500メートルの施設を造る「沖合案」だった。国は地質などを調べる海底ボーリング調査を始めようとしたが、反対派は辺野古漁港に座り込んだり、カヌーやボートを出したりして抵抗した。

 その後、米軍再編にかかわる日米協議で、沿岸を埋め立てる現在の「V字滑走路案」に変更。14年7月、新たなボーリング調査開始が近づくと、今度は陸上からの資材搬入が主流となることから、長年座り込みを続けてきた反対派の人たちがシュワブのゲート前に移った。

 座り込みは20日時点でゲート前が1294日、浜辺での座り込みから通算すると5025日になる。(安田桂子)