惑星ソラリス1972でいい気持ちぐ〜っ

タイトルロールが素晴らし過ぎます

アンドレイタルコフスキー監督、スタニスワフレム原作作品ソ連165分

といっても、監督と原作者の意見が全く合わず、主題自体が異なり、

大喧嘩が繰り広げられたって言いますから、それぞれ、別物と思った方が無難?

SF苦手なみどりが、珍しく、若い頃読んだ原作ですがもう殆ど忘れてるからいいか。

レム先生、お気の毒ぢゃけど、相手がタルコフスキー監督ですけえ?

出演ドナタスバニオニス様、ナタリアボンダルチュク様、アナトリーソロニーツィン様他

主題曲ヨハンゼバスティアンバッハコラールプレリュードイエスよ、わたしは主の名を呼ぶ

バッハ好きにはたまらない。

これですわあ、ロシアの文字が、黒地に白でゆったりとタイトルロールに現れ、

その後、これから惑星ソラリスへ飛び立つ、心理学者のクリスが、

田舎を訪れる、原作にはない情景が、もう見事に美しい。

流れる水、水草の揺らぎ、突然の雨、意味なく?通り過ぎる馬

ここまでで既に、いい気分過ぎて、出来上がっちゃうみどり。何回冒頭から拝見し直したか。

早い話、気持よ過ぎて寝てしまうのであります。退屈だからじゃないですよ。

ファニーとアレキサンドルもですけど、水の流れを写されると弱いんです。

学者の研究が、どうやら行き詰ってるらしき、惑星ソラリスの研究を続けるかどうか?

調査に送られるクリス。いきなりから、友人の学者は自殺しちゃってるし。

生き延びてる頭脳明晰な筈の科学者たち、皆、変だし。

挙句、とうの昔、自殺して亡くなった妻が現れるし。

その妻をロケットに押し込んで、発射させちゃうあたり、まだ、クリス、正常だね。

ソラリスの海は、知性を持つ巨大な存在。人の記憶の中から再合成したものを、

プレゼンしてきちゃう。だから、何が現れるかは人それぞれ。

誰が何を見たか、特に描かれていませんが、皆さん鬱になったり、追い詰められてる。

創造物ですんで、死のうが何だろうが、再生しちゃいます。

海が生命体ということは、海が創り出した幻の妻も生命体?

めまいを拝見したすぐ後なんで、自分自身でありながら、自分でない相手を、

男が愛し、求めているという、女の切なさ、しみじみ。

めまいは一応本人ですが、ソラリスの妻は、自分が何者なのかも判然としないし。

男は彼女を妻自身として愛している。

随所随所に現れる、ソラリスの海。ここでまた、みどり、うっとりレム睡眠へ???

なんたって、原作者がレム先生ですし。

最後、ソラリスの海との交流が見えて来る。果たして人類はそれを理解できるのか?

と、共に、大切な記憶が、自分の記憶なのか、海が見せるものなのかも混然として