『惡の華』原作

惡の華

2009-2014年日本

作者:押見修造

2013年に深夜アニメで観て、結構面白かったので、

時間が経ったけど、原作を全巻大人買い

原作から入ってアニメを観た人は、

多分、かなり頭に来たと思う。

なにせ、絵が全然違うので。

でもアニメから入ったからか、そこらへんは大丈夫だった。

「悪」と言いつつ、「ブルマーを盗む」だけなので、

人を殺したり、襲ったりする話ではありません。

そこがいいんだけど。

まあ、中二病全開って感じ。

原作は大きく分けて、中学時代編と高校時代編に分かれる。

しかし、「悪」が発揮されるのは、中学時代だけ。

アニメでは(多分やってない)なかった高校時代編は、

単なる贖罪の日々を淡々とかたるだけ。

タイトルの通り、ボードレールの影響で、

非常に文学的な表現になっていて、

多分、編集者や読者は置いてけぼりだったと思う。

まあ、でもその歪んだ感覚が面白いと思えるかどうか。

ちなみにアニメは絵がいわゆる「萌え絵」からの脱却を図っているので、

個人的には高評価。

世間の評価は「大失敗作」らしいけど。

でも、中学時代編のぶっ飛び感は良かったけど、

後半の高校時代編はイマイチ。

特に最後になればなるほど、もっと刺激が欲しくなるのに、

内省的になってしまい残念。

アイアムアヒーロー」もそうだけど、

ラスト近くで失速する作品はもったいない。

とはいえ日本の漫画、アニメの幅を広げる良作。

ただし読む人を選ぶ。

☆☆★★★

左は原作。右はアニメの同一キャラ。

ヒロインではないけど、一番重要人物。

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